ニホンカワウソ
高知県と高知市のシンボルとなっているさまざまな生きものを紹介します。

国の特別天然記念物に指定されています。
かつては本州、四国、九州に生息していましたが、毛皮を目的とした人による捕獲と生息環境の悪化によって個体数が減り、現在はほとんど情報がありません。 確実とされる生息情報は、1979年に高知県須崎市の新荘川における目撃となっています。環境省はこれ以降に本種の生息情報が得られないことから、2012年に絶滅種に指定しました。 しかしながら、高知県や愛媛県では沿岸部を中心に本種と思われる動物の目撃がときどきあり、生存の可能性は捨てきれていません。
この標本は、宿毛市の中筋川ダム管理事務所で展示されていたものを、お借りしたものです。一緒に展示されていた解説版には、「1970年に松田川で見つかった」と記されています。