シカの大きさをくらべよう
すんでいる地域によって体の大きさはどうちがうでしょう?

これらのシカはすべて同じ種「ニホンジカ(Cervus nippon)」ですが、頭の骨や角の大きさを比べると、寒いところにすむ「エゾシカ」は、暖かいところにすむ「ヤクシカ」よりも体が大きいことが分かります。
これは「ベルクマンの法則」といわれ、体が大きいほうが、「体の体積」に対する「体の表面積」の割合が小さく、体内でつくられた熱をにがしにくいため、生きるのに都合が良かったからだと考えられています。
このようなニホンジカの進化は、環境に適したものが生き残ってきた結果だといえます。