オーテピア高知声と点字の図書館広報誌「すばる」 2018年11月号 通算306号 目次 ☆お知らせコーナー 1ページ ☆ルミエールサロンからこんにちは 3ページ ☆新刊図書紹介 録音図書 デイジー図書(1から7) 5ページ マルチメディアデイジー図書(8から14) 5ページ 点字図書(15から31) 6ページ ☆読書のすすめ 録音図書(41から60) 10ページ 点字図書(61から80) 14ページ 1ページ お知らせ オーテピア高知声と点字の図書館へのご連絡は,電話・ファックス・メール・郵便でお受けします。 電話:088-823-9488 ファックス:088-820-3218 メールアドレス:kc-120200@city.kochi.lg.jp 郵便番号:780-0842 住所:高知市追手筋2丁目1-1 オーテピア1階 [開館時間] 火曜から金曜:9時から20時まで 土・日・祝日:9時から18時まで [休館日] 月曜日(祝日の場合は開館)/8月および祝日を除く毎月第3金曜日 年末年始(12月29日から1月4日) [行事案内] ○オープンセミナー 「いま高知から 見えない・見えにくい人への情報提供を考える」 11月24日(土曜) 13時から16時30分(開場12時30分) オーテピア(高知市追手筋2丁目1-1)4階ホール 主催 公共図書館で働く視覚障害職員の会(なごや会) 共催 オーテピア高知図書館・オーテピア高知声と点字の図書館 1 基調講演 「視覚障害者と情報 今までとこれから」 服部 敦司(枚方市立中央図書館、なごや会代表) 2 パネルディスカッション 「見えない・見えにくい人への情報提供を考える」 コーディネイター 佐藤 聖一(埼玉県立久喜図書館) (パネリスト) ・「オーテピアが目指す連携による情報提供」 小新《こしん》 貴士(オーテピア高知図書館) ・「ボランティアの立場から未来を考える」 松田 光代(高知朗読奉仕者友の会) ・「ICTを活用してここまでできる」 松井 進(なごや会) 申込み先:オーテピア高知声と点字の図書館 締切:11月22日(木曜) 電話・ファックス・メールでお名前・所属・連絡先をお知らせください。         ★第5回「ルミエールフェスタ」開催のお知らせ 日時:平成30年12月16日(日曜) 10時から16時 場所:オーテピア 4階 1 便利グッズの即売・機器展示会(10時から16時) 会場:研修室・集会室 内容:「見えない」「見えにくい」方向けの便利な用具の即売や機器の展示 2 盲導犬体験歩行(事前予約の方優先) ※予約は声と点字の図書館にご連絡ください 3 セミナー 会場:ホール (1)盲導犬教室(10時30分から11時) ※一般向け (2)日常生活用具と便利グッズの最新情報(11時15分から11時45分) 内容:日常生活用具と便利グッズの使い方や用具・機器の特徴などを解説 ☆オーテピア1階 声と点字の図書館でも体験会を実施しています。 ・バリアフリー図書展示体験会 ・電子レンジや炊飯器を使った調理体験会 ★バリアフリー映画「くちびるに歌を」上映のお知らせ バリアフリー映画とは音声ガイドと日本語字幕が付いた「見ること」「聞くこと」に障害がある方もない方もみんなで楽しめる映画です。 日時:平成30年12月16日(日曜) 13時開場 13時30分開始 場所:オーテピア 4階ホール 出演 新垣《あらがき》 結衣《ゆい》・木村 文乃・桐谷 健太ほか 制作年 2015年 上映時間 2時間12分 ※視覚に障害がある方など介助が必要な方、オーテピア近隣からの送迎などが必要な方は、12月8日(土曜)までに声と点字の図書館へご連絡ください 3ページ 「ルミエールサロンからこんにちは」 すばる読者の皆さま、こんにちは。ルミエールサロンの日浦《ひうら》です。少しずつ平成の年の終わりが近づいてきて、平成生まれの者としてはとても寂しさを感じます。 すっかり秋になり、だんだんと日中も過ごしやすくなってきましたね。朝晩は特に冷えるので、風邪を引かない様に体調には十分お気をつけください。 1 イベントのお知らせ (1)第8回よさこいコンペ開催 今年も本山町のクライミングセンターにて、よさこいコンペが開催されます。大会内容としては、予選でボルダリング、決勝はトップロープで競技します。障害の有無、年齢、性別に関わらず、選手全員がアイマスクを着用するので、同じ条件での挑戦となります。どなたでも参加可能ですが、クライミング経験がない方は事前にご相談ください。まだまだ参加者受け付けておりますので応募お待ちしております。 ●日時:平成30年11月24日(土曜) ●時間:10時から16時 ●場所:本山町 吉野クライミングセンター ●参加費:3000円(保険料含む) ●申込方法:ストーンラブクライミングジム内の申込書に必要事項を記載してください。 もしくは、こちらのメールアドレスへご連絡ください。→ [gold_keisuke@yahoo.co.jp] (2)第22回じんけんふれあいフェスタ 私たちの周りにある様々な人権問題について、県民が関心を持ち理解を深めることができるように「人権週間(12月4日から12月10日)」として今年もじんけんふれあいフェスタが帯屋町の中央公園にて開催されます。今年は12月9日の日曜に行われますが、今回初めてルミエールサロンも出展します。パネル展示・啓発活動、点字の体験を行う予定ですので、是非お立ち寄りください。 ●日時:平成30年12月9日(日曜) ●時間:9時30分から15時30分(雨天決行) ●場所:高知市中央公園(高知市帯屋町1丁目11) ●対象者:県民 ●内容 【メインステージ】人権作文コンテスト表彰式、障害者の集い表彰式、子ども人権ミュージカル、アカペラサークルKOCO’Aコンサート、介助デモンストレ―ション、じんけんクイズ、それいけ!アンパンマンショー、中村中《あたる》コンサート等 【会場】パネル展示、啓発・体験コーナー、こども広場(ここるん紙芝居、ここるんぬり絵、新聞バッグづくり、昔の遊びをやってみよう)、介助犬ふれあい体験コーナー、じんけんマルシェ、ジャグリング、スタンプクイズラリー、「ここるん」や人権イメージキャラクターとの撮影会、アンパンマンとの撮影会、子ども食堂、飲食物販売コーナー、花のプレゼント等 2 ルミエールフェスタ ピックアップ 12月16日開催のルミエールフェスタに出展される商品やメーカーを紹介いたします。 ●パナソニック ●三菱電機 音声電子レンジ、音声炊飯器、音声テレビ等の電化製品がやってきます。この日オーテピアの一階声と点字の図書館にて、三菱電機の方が電子レンジや炊飯器を使っての調理体験をしてくださることになりました。どんなものか、自分には使える物なのかを、この機会に試すことができます。味見もできますよ。是非体験しに来てください。 <ルミエールサロンの利用方法> ご見学希望の方は、必ず事前にお電話をください。 ルミエールサロンに職員がいない場合は高知県身体障害者連合会に転送されますので、お名前、連絡先を伝言いただければ、時間、日を改めて折り返し連絡をさせていただきます。 ルミエールサロンでは、ご自宅に相談員が訪問する事もできます。出張費や利用料はありませんので、お気軽にお問い合わせください。 開設日:月曜から金曜 9時から17時 場所:高知市大膳町6-32(高知県立盲学校内) 見学ご希望の方は、居住地によって申し込み先が異なります。 (1)高知市の方は、高知市障がい福祉課 電話:088-823-9378(担当:須藤《すどう》・渋谷《しぶや》) (2)高知市以外の方はルミエールサロン 電話:088-823-8820(担当:金平《かねひら》・日浦《ひうら》・中川) 5ページ <11月 新刊図書紹介> 新しく蔵書にした図書を紹介します [録音図書]  ●デイジー図書 ※1から7まで ☆高知声と点字の図書館生産図書 11の1 わたしの興福寺 『古寺巡礼 奈良11 興福寺』より 大原 富枝 著/株式会社淡交社/32分/秋澤(あきさわ) 良子《りょうこ》 音訳・編集/岡田 妙子・尾原 弥生 校正 大原富枝にとって興福寺は、奈良の寺々の中でも特別親近感を抱いている寺である。本書では、興福寺建立の時代背景や、人びとに親しまれる魅力などについて語る。 ☆寄贈・委託図書 11の2 私たちの税金  平成30年度版 国税庁広報広聴室 編 2時間15分 <高知県文庫> 11の3 帰り来《こ》ぬ青春  藤田 宜永《よしなが》 著 17時間5分 <厚生労働省委託> 11の4 良寛  山崎 昇 著 7時間10分 11の5 大乗仏教の思想  副島 正光 著 6時間53分 11の6 リジュのテレーズ  菊地 多嘉子《たかこ》 著 6時間36分 11の7 ドゥルーズ  船木 亨 著 8時間33分 [マルチメディアデイジー図書] ※8から14まで ☆寄贈・委託図書 <高知県文庫> 11の8 天動説の絵本  安野 光雅《みつまさ》 作 50分 11の9 たべたのだあれ  五味 太郎 作 8分 11の10 狐  新美 南吉 作 24分 11の11 ピウカ湿原のゆきうさぎ  ほんだ てつや 著 13分 11の12 時計つくりのジョニー  エドワード・アーディゾーニ 作 あべ きみこ 訳 36分 11の13 はちうえはぼくにまかせて  ジーン・ジオン 作 もり ひさし 訳 20分 11の14 消えた白銀号《はくぎんごう》  コナン・ドイル 作 三上 於菟吉《おときち》 訳 1時間13分 [点字図書] ※15から31まで ☆高知声と点字の図書館生産図書 11の15 隠れ疲労 休んでも取れないグッタリ感の正体 梶本 修身 著/朝日新聞出版/全3巻/西原 秀樹 点訳/安部 あゆみ・岩本 由香里 校正 休んでも取れない疲労感は、自律神経が疲れている証拠。食事、睡眠、仕事の段取り、オフの過ごし方、人間関係などちょっとした習慣が、グッタリとスッキリの大差を生む。疲労医学の専門家が、正しい回復法を伝授する。 11の16 神々と戦士たち 5 最後の戦い ミシェル・ペイヴァー 著 中谷 友紀子 訳/あすなろ書房/全4巻/横山 節子 点訳/松岡 美鈴・近藤 恵美子 校正 妹と剣、どちらも諦めることなどできない。〈火の女神〉に使命を託された少年は、絶望の闇深き故郷で大切な者たちを守り抜けるのか!青銅器時代のギリシアを舞台にした歴史冒険ファンタジー・シリーズ完結編。 11の17 クマのプー A.A.ミルン 著 森《もり》 絵都《えと》 訳/KADOKAWA/全2巻/西本《にしもと》 時子《ときこ》 点訳 武石《たけいし》 留三世《るみよ》・山田《やまだ》 裕子《ゆうこ》 校正 森で暮らすクマのプー。イギリスの古き良《よ》き美しい田園《でんえん》風景《ふうけい》を舞台に、大好きなクリストファー・ロビンや森の楽しい仲間たちと冒険の数々を繰り広げる。新訳《しんやく》で生まれ変わった世界的名作。 11の18 高慢と偏見 下《げ》 ジェイン・オースティン 著 中野 康司 訳/筑摩書房/全4巻/佐々木 弘子 点訳/久保 佐紀・鎮西 康子 校正 元気はつらつとした知性をもつエリザベス・ベネットは、大地主で美男子で頭脳抜群のダーシーと知り合うが、その高慢な態度に反感を抱き、やがて美貌の将校ウィッカムに惹かれ、ダーシーへの中傷を信じてしまう。ところが…。ベネット夫人やコリンズ牧師など永遠の喜劇的人物も登場して読者を大いに笑わせ、スリリングな展開で深い感動をよぶ英国恋愛小説の名作。 11の19 死神伝奇 早乙女 貢 著/光風社出版/全6巻/高橋 明夫 点訳/近藤 恵美子・藤田 久子 校正 朝鮮出兵、呂宋《るそん》遠征の野望に燃えた秀吉は九州に兵を進めていた。威嚇された呂宋の大守《たいしゅ》ゴメス・ペレスは秀吉暗殺を図って南蛮妖術者13人を送り込む。忍者の暗躍を通して歴史の裏面が今あばかれる。エロチシズムあふれる怪奇幻妖《かいきげんよう》の一大《いちだい》巨篇。 11の20 自分が高齢になるということ 和田 秀樹 著/新講社/全2巻/久保 佐紀 点訳/鈴木 江美・山田 裕子 校正 老年精神科医である著者が、高齢になれば避けられない「ボケ」を受け入れて、幸せな長生き老人を目指す考え方を説く。ボケても明るさや前向きな気持ちを失わないために、今からできることも紹介。 11の21 小説アニメカードキャプターさくら さくらカード編 上 CLAMP《くらんぷ》 原作 有沢 ゆう希 著/講談社/全2巻/黒田 真知子 点訳/笹岡 由芳《ゆか》・八木 桃代 校正 さくらは友枝小学校の5年生。全てのクロウカードを集め、晴れてクロウカードの正式な主《あるじ》となったさくらのクラスに転校生がやってきた。それからさくらのまわりでは、不思議な事件が起こりはじめて…。 11の22 世界に誇れる明治維新の精神 ケント・ギルバート 著/ベストセラーズ/全3巻/横山 節子 点訳/久保 佐紀・安部 あゆみ 校正 不平等条約改正に、維新の志士は命を賭した。なぜ、現代の日本人は不平等条約をかたくなに守るのか?筆者が日本の現状を憂い、明治維新の意義を問う。 11の23 雪ぐ人 えん罪弁護士今村核 佐々木 健一 著/NHK出版/全3巻/稲垣 好美 点訳/横山 節子・藤田 久子 校正 有罪率99.9%の刑事裁判の壁に挑み続ける弁護士・今村核。彼はなぜ、えん罪弁護を続けるのか。類い稀な弁護士の、絶望と希望の記録。NHKドキュメンタリー番組を書籍化。 11の24 ちょびもれ女子のための「あ!」すっきり手帖 もしかしてちょびもレディーかも? 関口 由紀 著/主婦の友インフォス情報社/全2巻/細美 淑子 点訳/森川 知津佳《ちづか》・嶋﨑 祐子 校正 ちょびもれを気にして出かけられない、子どもと一緒に遊べないなどの悩みを抱えている女子に向けて、ちょびもれを治すためのワザを朝・昼・夜に分けて紹介。疑問と答えがわかるように構成する。 11の25 動物本位の獣医師!私は、犬の味方でありたい 動物病院を訪れた小さな命が教えてくれたこと PART2 磯部 芳郎 著/現代書林/全3巻/上村《かみむら》 美智子・中脇《なかわき》 末子 点訳/近藤 恵美子・山田 裕子・安部 あゆみ 校正 長年続く動物病院の院長が、人と犬の関係、動物医者としての視点、忘れられない犬のちょっといい話を綴る。がん、胃捻転、終末医療など、犬の病気と健康にまつわる話も掲載。 11の26 なぜオックスフォードが世界一の大学なのか コリン・ジョイス 著 菅《すが》 しおり 訳/三賢社《さんけんしゃ》/全3巻/藤田 久子 点訳/楠見 真智子・吉井 淳一 校正 国立でも私立でもなく、38のカレッジに分かれていて、個別指導が中心…。オックスフォード大学のセント・アンズ・カレッジで学んだ知日家(ちにちか)イギリス人が、自身の体験を通してオックスフォード大学のしくみや魅力を語る。 11の27 二番がいちばん D.H.ロレンス 作 代田《だいた》 亜香子《あかこ》 訳 ヨシタケ シンスケ 絵/理論社/全2巻 黒田 真知子・宮本 美緒・鎮西 康子 点訳/鎮西 康子・藤田 久子・安部 あゆみ 校正 44年という短い生涯の中で、長編小説の他に詩集や紀行文、そして68編に及ぶ短編を残したロレンス。「二番がいちばん」「ほほ笑み」「木馬のお告げ」など、全7編の短編を収録。 11の28 寝たきり社長佐藤仙務《ひさむ》の挑戦 指先1センチの起業家 塩田 芳享《よしたか》 著/致知出版社/全3巻/嶋﨑 祐子 点訳/高橋 恵美子・三宮 禮子 校正 脊髄性筋萎縮症(SMA)という難病のため、自由に動かせるのは手の親指が1センチ足らず。そのハンディとどう向き合い、どう克服していったのか。“障害者は弱者と思っていない”寝たきり社長の「リアル」を伝える。 11の29 ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで 橋本 陽介 著/KADOKAWA/全4巻/安部 あゆみ 点訳/宮田 和代・横山 節子 校正 現在、世界の文学で何が注目され、何が話題を呼んでいるのか。世界で認められる文学作品が紡がれる技術とは。1980年代以降、小説でノーベル文学賞を受賞した作家とその作品の内容を入門的に解説し、世界文学の「今」に迫る。 11の30 ロボッチイヌ 獅子文六短篇集モダンボーイ篇 獅子 文六 著 千野 帽子 編/筑摩書房/全4巻/笹岡 由芳 点訳/黒田 真知子・田井 雅《みや》 校正 近年の再評価により注目を集める、明治生まれの作家・獅子文六の短篇集。戦前~昭和中期に発表された作品から、表題作をはじめ男性が活躍する全19篇を収録する。 11の31 窓ぎわのトットちゃん Totto-chan The little girl at the window 英語点訳 UEB版 黒柳 徹子 著 ドロシー ブリトン 訳/講談社インターナショナル/全5巻/加納 弘子 点訳/西村 秀子・手島 博子 校正 「君は、ほんとうは、いい子なんだよ。」先生のこの言葉は、トットちゃんの心の中に、大いなる自信をあたえてくれました。ユニークな教育を学ぶ子どもたちのすがたをえがいた感動の名作が英文になりました。 10ページ 読書のすすめ 最近完成した他館製作のものを中心に、サピエ図書館からお勧めの録音・点字図書各20冊をご紹介します。タイトル、著者、資料種別、巻数[デイジー図書は録音時間]、内容の順です。点字・デイジー等別媒体がある場合は表示しています。 【録音図書】[41から60まで] 11の41 紅い鷹  矢月《やづき》 秀作 著 デイジー 8時間35分  工藤は母の治療費300万を狙った高校生二人組に襲われ、気を失った。翌日の報道では、自分が高校生を殺したことになっていた。工藤を匿った謎の男は、罪をもみ消す代わりにある提案をする。それは、殺し屋になるための壮絶なトレーニングにパスすることだった。工藤の肉体に封印された殺し屋の遺伝子が、今、目覚める! 11の42 化身の哭く森  吉田 恭教《やすのり》 著 デイジー 8時間26分[点字あり] 7年前に消息を絶った祖父の痕跡を探すため、「入《い》らずの山」と呼ばれる地に足を踏み入れた大学生・春日と友人たち。下山後、ほどなくして彼らは次々と死を遂げる。禁断の地に関わる者たちに訪れる非業の死。これは祟りかそれとも…。怪奇世界と謎解きの本格ミステリー。 11の43 教場0《ゼロ》 刑事指導官 風間公親《きみちか》  長岡 弘樹 著 デイジー 7時間20分[点字あり] 「こんな謎も解けないなら、交番勤務からやり直せ」 極悪人も新米刑事も震え上がる鬼教官・風間が、殺人現場に臨場!各話に施された恐るべき仕掛けの数々と、驚天動地のラスト!“警察学校”小説短編集。 11の44 名探偵は嘘をつかない  阿津川《あつかわ》 辰海《たつみ》 著 デイジー 18時間7分[点字あり] 名探偵・阿久津は、傲岸不遜にして冷酷非情。妥協を許さず、徹底的に犯人を追い詰める。しかし、重大な疑惑が持ちあがった。それは、彼が証拠を捏造し、自らの犯罪を隠蔽したというものだった…。 11の45 山猫クー  川口 晴《はれ》 著 デイジー 5時間42分  拾った子猫は山猫だった…。猫好きの姉妹と犬好きの男、3人で暮らす幸福な日々は突然終わった。悲しい過去を乗り越えられない男女の前に、ある日突然山猫が現れて。しなやかなユーモアに包まれた、世にも美しい物語。 11の46 ひよっこ社労士のヒナコ  水生《みずき》 大海《ひろみ》 著 デイジー 7時間14分 会社のピンチを救います。パワハラ、産休育休、残業代、ブラックバイト…。新米社労士・ヒナコが、得意先で相談に乗りながら事件を解決していく!読むと心が暖かくなるお仕事小説。 11の47 怪盗鼠推参  稲葉 稔 著 デイジー 6時間54分  ひょんなことから鼠小僧次郎吉《じろきち》に弟子入りした貧乏浪人。ある時、貧しい人々に配るはずの金を次郎吉が着服しているのではないかという疑念が芽生え…。先祖伝来の忍びの術と必殺剣が光る。 11の48 東京スカイツリーで本当にあった心温まる物語  東京スカイツリースタッフ一同 編 デイジー 3時間17分  世界一高い634メートルの自立式電波塔である東京スカイツリー。そこでは今日も、喜びや悲しみ、心の温まる無数の出来事がつむぎだされている。地上450メートルの天望回廊で、スタッフたちが実際に体験した温かく、ときに切ない20の物語。 11の49 今夜も終電ごはん  梅津 有希子 文 高谷《たかや》 亜由 料理 デイジー 1時間48分 鶏むね肉のソテー、梅きゅう納豆やっこ、主食サラダ、時短ナポリタン、和風ミネストローネ…。一生懸命な人たちにこそ食べてほしい、コンビニ飯に頼らない“10分で作れて洗い物少なめ”の簡単レシピを紹介する。 11の50 したたかな寄生 脳と体を乗っ取り巧みに操る生物たち  成田 聡子 著 デイジー 5時間39分  ゴキブリを奴隷のように仕えさせる宝石バチや、泳げないカマキリを入水自殺させるハリガネムシ…。自分よりも大きな体を持つ宿主の脳も体も乗っ取り、自己の都合の良いように巧みに操る寄生生物の生き様を紹介する。 11の51 絶対、人に話したくなる「時間」の雑学  久我 勝利《かつとし》 著 デイジー 4時間40分 なぜ年をとるにつれ1年は短くなる?動物によって時間は違う?昔の日本人はどうやって時を知った?人間の心理や身体が“時間の速さ”にどう影響するかなど、サイエンスの視点から時間にまつわる素朴な疑問を解説する。 11の52 勝てる脳、負ける脳 一流アスリートの脳内で起きていること  内田 暁・小林 耕太 著 デイジー 5時間58分 錦織圭《にしこりけい》のスーパーショットは「脳」が打たせている!超人的なスーパープレイを可能にする脳と肉体との絶妙な連携について、錦織圭ら一流テニス選手の事例を中心に、そのメカニズムを解き明かす。トラウマやイップスなどの「メンタル」の問題にも新たな視点を提示する。 11の53 女の子だって、野球はできる! 「好き」を続ける女性たち  長谷川 晶一 著 デイジー 4時間37分 日本の女子野球のレベルは、世界一!しかし、日本で女子が野球を続けるには、乗りこえなければいけない、大きなかべがある。「好き」をあきらめず、さまざまな困難に負けずに、野球を続けてきた女子選手たちの姿を紹介する。 11の54 科学者には世界がこう見える  佐藤 文隆 著 デイジー 7時間35分  日本を代表する物理学者がみた日常、そこには、普段私たちが見ている世界とはまったく違った光景が広がっていた。ときにスマートフォンの画面に、現代アートのなかに、天気予報に、誰もが知っている歴史のなかに。知的興奮と発見に満ちた極上の科学読物。 11の55 老前破産 年金支給70歳時代のお金サバイバル  荻原 博子 著 デイジー 6時間20分[点字あり] 「年収850万」でも年金もらう前に破産危機!残業カットに増税、ローン、子どもの将来。「65歳まで働けば大丈夫」「家を売れば老人ホームに入れる」など、従来の「常識」が通用しなくなった今、「新・老前資産計画」を家計のスペシャリストが指南する。 11の56 ろう者の祈り 心の声に気づいてほしい  中島 隆 著 デイジー 6時間20分 聴覚に障がいをもつ「ろう者」の人々が、厳しい現実に立ち向かっていく姿を取材したルポルタージュ。手話と日本語は別の言語、まわりくどい表現が難しい。日本語に自信がなく筆談を頼めない。“聞こえない”孤独を生きる、心のうちを聞く。 11の57 息子が人を殺しました 加害者家族の真実  阿部 恭子 著 デイジー 5時間19分 連日のように耳にする殺人事件。当然ながら犯人には家族がいる。加害者家族はネットで住所氏名をさらされ、マンションを追い出されるなど、突然地獄に突き落とされる。加害者家族は、その後どのような人生を送るのか?日本で初めて加害者家族支援のNPOを立ち上げた著者が、その実態を赤裸々に語る。 11の58 日本語のへそ ムダなようで、でも大事なもの  金田一 秀穂 著 デイジー 4時間17分 言葉の真ん中には何がある?日本語はむだの宝庫。日本語に隠された「むだに思えるような部分」を、日本語学者の金田一先生がさまざまな角度から論じる、痛快日本語論。 11の59 オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一考えさせられる入試問題  ジョン・ファーンドン 著 小田島《おだしま》 恒志《こうし》・小田島 則子 訳 デイジー 7時間57分 入試問題:「あなたは自分を利口だと思いますか?」イギリス流の、本当の賢さとは何か?さあ、あなたならどう答える?どうしたら合格できる?難問奇問を選りすぐり、ユーモアあふれる解答例をつけたユニークな1冊。 11の60 書架の探偵  ジーン・ウルフ 著 酒井 昭伸 訳 デイジー 17時間2分 推理作家のクローンとして図書館の書架に住まうスミスは、作家の記憶や感情を備えた、図書館に収蔵されている“蔵者《ぞうしゃ》”である。謎の令嬢に貸し出された彼の元に立ちはだかった、驚愕の事件と本に込められた謎とは?SFミステリー。 【点字図書】 [61から80まで] 11の61 おひとりさまvs.ひとりの哲学  山折 哲雄・上野 千鶴子 著 2巻[デイジーあり] 介護や看取り、葬儀や墓など老いの果ての死。さまざまな最期の迎え方の中から何をどう選ぶのか、社会学者と宗教学者の、徹底対談です。 11の62 未来を自由に選ぶ力  鈴木 実歩 著 2巻   金なし、夢なし、彼氏なしの崖っぷちのOLが、10年間の会社員生活を手放して起業の世界に飛び込み、年商1億円に!「自分の人生をデザイン」していった著者が、新しい理想の未来にシフトする方法を伝授します。 11の63 ニッポンのおみくじ 日本全国232種のおみくじを引く  鏑木 麻矢《まや》 著 5巻 初詣での“おみくじ”で1年の運勢を占うのもいいけれど、“おみくじ”はいつでもどんなことでも占えます。全国津々浦々に多数存在する、おみくじ232種の名称・写真・授与している場所・雑学などを紹介します。 11の64 とめられなかった戦争  加藤 陽子 著 2巻[デイジーあり]   激動の昭和史から、満州事変、日中戦争、日米開戦、サイパン陥落の4つのポイントに絞って、なぜ戦争の拡大をとめられなかったのか、なぜ敗戦の1年前に戦争をやめることができなかったのかを考察します。 11の65 人生に消しゴムを使わない生き方 フランスの教育・子育てから学ぶ  岩本 麻奈 著 4巻  在仏20年の皮膚科医が、フランスのエリート教育や子育てについてのエピソードを交えて紹介します。少子化対策など、日本が直面する喫緊の課題へのヒントが満載です。 11の66 エマニュエル・マクロン フランスが生んだ革命児  伴野 文夫 著 2巻[デイジーあり]  2017年5月、決選投票でルペン氏を破り、フランス史上最年少大統領として脚光をあびたエマニュエル・マクロン。大統領になるべくしてなった男の軌跡、大統領としての内政・外交戦略を探り、今後の日本への影響を予測します。 11の67 最下層女子校生 無関心社会の罪  橘 ジュン 著 3巻[デイジーあり] 精神的、肉体的虐待、そして父親による性的虐待。貧困や学校でのイジメなどさまざまな要素が絡み合い、若い女子たちの心や身体を蝕んでいる。既存の福祉制度からこぼれ落ち、学校や社会から抹殺されている。見えざる現代日本の残酷な真実を暴きます。 11の68 いいかげんに片づけて美しく暮らす  岩里 祐穂 著 2巻  物を捨てられない。整理がめんどう。収納スペースが少ない。そんな条件なんのその。素敵に暮らすための「がんばらない収納」「とりあえず整理」です。 11の69 「揚げない」揚げもの ちょっとの油でサクッとおいしい  石原 洋子《ひろこ》 著 1巻[デイジーあり] 鳥のから揚げ、メンチカツ、和牛コロッケ、えびフライなどよく知られている揚げ物料理を、大さじ2分の1~6杯の少ない油で、「揚げずに」つくる方法を紹介します。 11の70 ヤセないのは脳のせい  茂木《もぎ》 健一郎 著 3巻[デイジーあり] 成功の鍵は、脳にあり!ダイエットとリバウンドの両方を経験した著者が、脳科学者として培った知見や経験をもとにダイエットを論じつつ、脳を“その気にさせる”ためのコツやヒントも紹介します。 11の71 田んぼアートのキセキ  葛西《かさい》 幸男《ゆきお》 著 2巻[デイジーあり] 田んぼに巨大な絵柄を描く「田んぼアート」プロジェクトを立ち上げ、携わってきた青森県南津軽郡田舎館村の副村長が、その軌跡を紹介するとともに、天皇皇后両陛下の「田んぼアート」ご観覧や「田んぼアート」の今後について綴ります。 11の72 笑うお葬式  野沢 直子 著 3巻 [デイジーあり]  事業を手掛けては失敗する父と、成功を信じて疑わない母。私は懸命に「お笑いの道」を目指した。可笑しくて切なくて愛おしい野沢家の激動の日々を真っ直ぐに見据えた感涙作です。 11の73 1《ワン》ランクアップのための俳句特訓塾  ひらの こぼ 著 3巻[デイジーあり] 俳句の基本の形式は理解したが、いまひとつ上達しないという人に向けた、“2冊目の俳句入門書”。そこからの上達法、楽しみながら集中的にトレーニングする方法を、多くの例句を示しつつ教えます。 11の74 海馬の尻尾  荻原 浩 著 7巻[テキストデイジーあり]  ヤクザ稼業の及川は、アルコール依存症を治すため入院させられる。反社会的パーソナル障害の男が治療と入院患者、病院職員と関わりでどのように変わっていくのか。 11の75 樹海警察  大倉 崇裕《たかひろ》 著 4巻[デイジーあり]  初任幹部科教育を終え、警部補になった柿崎努は、山梨県警上吉田署という辺鄙な場所に配属される。署員に連れて行かれた場所はなんと樹海。樹海で見つかった遺体専門の部署・地域課特別室を舞台にした警察ミステリです。 11の76 白鸚鵡  吉屋 信子 著 4巻  中国生まれの少女奇術師と雪白の翅《はね》を持つ鸚鵡。日本と中国に錯綜する運命の糸。少女倶楽部に連載された少女小説の復刻版です。 11の77 捜査流儀 警視庁剣士  須藤 靖貴《やすたか》 著 3巻[デイジーあり]  警視庁捜査一課の郷謙治は、刑事でありながら、警視庁剣道部で研鑽を積む剣士。池袋で3件の連続放火・殺人事件が発生し、郷は捜査に駆り出されることになる。相棒の竹入とともに捜査に当たります。 11の78 別子太平記 愛媛新居浜別子銅山物語  井川《いかわ》 香四郎《こうしろう》 著 5巻[デイジーあり]  1690年、切場《きりあがり》長兵衛により発見され、1973年までに、世界の6分の1の銅を産出したといわれる、愛媛県新居浜市の別子銅山。巨大財閥住友の礎《いしずえ》となっただけでなく、日本の近代化にも大きく貢献し、江戸時代には貨幣改鋳にも深く関わった、世界屈指の鉱山を舞台に、その周りで活躍した人々の歴史を鮮烈に描きます。 11の79 我がおっぱいに未練なし  川崎 貴子 著 2巻  起業し、結婚して、子どもを産み、離婚してシングルマザーになり、再婚してまた子どもを産み、乳がんに罹患して治療中の著者。がんの診断から乳房再建までを綴った闘病記です。 11の80 ハウスキーピング  マリリン・ロビンソン 著 篠森 ゆりこ 訳 4巻[デイジーあり]  1950年代アメリカ、アイダホ州。鉄道橋の脱線事故で、列車とともに湖に沈んでしまった父親。これをきっかけに平凡な家族の歯車は世代を越えて狂いはじめます。家《ハウス》の喪失の悲しみを、美しい自然描写とともに描きます。